睡眠時無呼吸症候群
SAS(睡眠時無呼吸症候群)はまれな病気ではありません。
30歳以上の日本人の約200万人(同年代の人口の3-4%)が何らかの治療が必要なSASに罹患しているといわれています。
最近、ご家族の方から「いびきがひどい」「呼吸が止まっていた」などと言われたり、「日中も眠い」と思ったりする事はありませんか?
それは、「 睡眠時無呼吸症候群 」のサインかもしれません。
- 睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome; SAS)とは、睡眠中、1時間に5回以上の無呼吸または低呼吸があり、日中の眠気などの自覚症状を伴う病気です。
- 多くのSASは睡眠時に空気の通り道(気道)がふさがったり狭くなっておこる「閉塞性睡眠時無呼吸症候群」です。
- 気付かないうちに日常生活に様々な悪影響をもたらします。
冠動脈疾患
(狭心症や心筋梗塞)
生活習慣病
(メタボリックシンドロームや
高血圧、糖尿病)
脳血管障害
(脳出血や脳梗塞)
交通事故率の増加
やる気・集中力の
減退
慢性疲労感
当院での取り組み
当院では自宅でできる簡易検査を行い、
精密検査が必要な場合は提携病院をご紹介いたします。
治療 |
検査結果をもとに個々の患者様にあわせた治療を選択します |
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CPAP
合併症の予防と生命予後の改善が証明された治療法です。
適応の患者様は当院で導入、定期的なフォローを行います。
装着翌日から眠気や倦怠感が減り、大きな効果を感じられることも少なくありません。
CPAP の装置で鼻から気道に陽圧を送ることにより、気道を広げて無呼吸が起きないようにします。
適応の患者様は当院で導入、定期的なフォローを行います。
装着翌日から眠気や倦怠感が減り、大きな効果を感じられることも少なくありません。
CPAP の装置で鼻から気道に陽圧を送ることにより、気道を広げて無呼吸が起きないようにします。
手術による治療
お子さんの閉塞性SASの原因のほとんどは口蓋扁桃肥大、アデノイド増殖によるもので、手術加療が必要となることがあります。
鼻詰まりがひどい場合は鼻の手術が必要となる場合もあります。
マウスピース(口腔内装置)
下あごを前方に固定して空気の通り道を開くようにする装置を装着して就寝します。
生活習慣の改善
生活習慣の改善のみでSASを治すことは難しいですが、ほかの治療と組み合わせることで症状を軽くすることができます。
- 減量
- 横向き寝
- 減酒