難聴・補聴器
難聴は認知症の危険因子の一つです。
まずは治療できる難聴を見極め、補聴器が必要な方には補聴器外来にて調整を行います。
難聴にもいろいろな原因があります。
〇外耳、中耳に原因のある伝音難聴
急性中耳炎 滲出性中耳炎 慢性中耳炎 外耳炎 耳硬化症など
〇内耳、蝸牛神経、脳に原因のある感音難聴
突発性難聴 加齢性難聴 騒音性難聴 メニエール病 聴神経腫瘍など
〇伝音難聴と感音難聴の2つが合併した混合性難聴
まずは診察や聴力検査で難聴の原因を探ります。
突発性難聴のように早期の治療開始が重要となる疾患もありますので、突然、耳が聴こえにくくなった場合は速やかに耳鼻咽喉科を受診してください。
手術により聴力改善が見込める可能性のある方は病院にご紹介させていただくこともあります。
加齢性難聴 |
日常生活で聞こえに不自由を感じられる方、健康診断で難聴を指摘された方、耳鳴りが気になる方はご相談ください。
加齢性難聴は現在は治療困難ですが、補聴器で聞こえを補うことで、生活の質を改善させることができます。 |
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診察
耳の状態確認を行います。聴力検査やことばのききとり検査を行い、補聴器の適応があるかどうかを判断します。
補聴器の貸出
補聴器はその方の聴力やニーズに応じて細かな調整が必要です。
通常は数回の調整を繰り返してやっと問題なく使える状態になることが多いです。
当院では何回か貸し出し・自宅での試聴と調整を何度か行い
問題なく装用できることを確認してから販売しております。
補聴器の作成
補聴器にも耳掛け方、耳穴型、ポケット型など様々な機種があります。
患者さんの難聴の程度にあわせることはもちろん、ライフスタイルやご希望に合った補聴器を選択することも大切です。
補聴器作成後、調整を行った上でのお渡しとなります。
アフターフォロー
補聴器は購入すればそれで終わりというわけではありません。
聴力の状態も変化しますし、補聴器を使っていく中で慣れることにより
感覚が変化しより良い状態に調整できるようになることもあります。
補聴器も定期的な清掃や点検、調整が必要であり、購入後も定期的な通院でフォローを行います。